昨日、日程2において、豊明市サイドから提案されていた補正予算2号の撤回がありました。
議案62号 豊明市一般会計補正予算(第2号)の取り下げについて建設消防委員会において、4款民生費、2項清掃費(せいそうひ)、2目塵芥(じんかい)処理費、有機循環推進処理費 生ごみ堆肥化 促進容器等購入補助費80万円の部分が、問題となり、建設消防委員会 所管部分の補正予算 第2号が否決されました。この本会議場で、補正予算第2号が否決されると、有機循環処理費だけでなく、補正2号の、全ての内容が否決され、その他の議案執行が滞ることになります(当局としては取り下げざるを得なかったのだと思います。)
本会議質疑、委員会への、当初の説明では、ごみ堆肥化処理器の購入補助については、ゴミの減量を総合的に進めるのが主たる目的だつたはず。(一般家庭が購入する生ごみ処理機に対して、一基当たり2万円を上限に、40基分の補助費用を復活させるとのとの事でした。)
しかし、建設消防委員会質疑では、生ゴミの減量を目指すのか、または、有機循環させて、堆肥化するのが目的なのか、答弁が迷走した部分がありました。
今後は議案上程する場合、内部で十分議論を深めて頂いたうえで議案上程して頂く事ことを要望します。
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二元代表制において、市長には、議案提案権があります。一方議員には、議案の修正権がありますが、議案を否決する場合、ただ否決するのではなく、修正案を持って否決するのが議員の役割です。
本来であれば、建設消防委員会の中で、修正案が提案されれば、議員提出の修正案が可決された可能性がありましたが、委員会の中では、生ごみ処理機の否決だけに終わってしまい補正予算2号すべてが否決された形となりました。
そもそも、平成18年から始まった生ごみ堆肥センターへの収集・運搬は、市内8千世帯しか実施しておらず、それ以外の世帯は、自らの家庭から出る生ごみを排出抑制する努力をするか、燃えるゴミに出していました。
豊明市は、自前の焼却施設を持っておらず、東部知多衛クリーンセンターにおいて、処理をお願いしている立場です。クリーンセンターに持ち込むゴミが減れば、必然的に焼却に必要な燃料費の削減やCO2の削減効果も出てきます。
燃えるゴミの4割が、食べることが出来る食べ残し、いわゆる食品ロスです。
豊明市においても、ゴミの減量は、喫緊の課題です。
質疑に置いて、この議論と、ゴミ処理機の補助費用の議論が錯そうした部分は十分反省してもらわねばなりません。
ごみ減量と堆肥化の、双方同時に出来れば、それに越したことはありませんが、今回の生ごみ堆肥化容器の補助の目的は、広報にも掲載されているように、もったいない「食品ロスの無いまち豊明」に重きを置いていたはずです。
私達もどうすれば、この、「もったいない」の意識が豊明市に浸透するのか、どのようにゴミ減量を進めるべきかと、このたび「もったいない」を原点に食品ロスを進めている先進地へ調査・研究のために視察に出かけてまいります。
目的・趣旨をしっかり説明して委員会質疑に臨んで頂ければ、議案の取り下げまでには至らず、このような時間を費やす必要はありませんでした。
食べ残しのないまち、食品ロスのない豊明」を目指します。